株式会社に代表される営利組織、NPO、NGOに代表される非営利組織のいずれかを問わず、組織は地球環境を守り、人々を力づけ、地域の発展に貢献していかなくてはなりません。なりません、というかそうしないと(社会に貢献しないと)その存在を許されない、といえます。企業であれば衰退し、非営利であれば活動に賛同を得られなくなります。
組織の活動は、社会から暗黙の操業免許、Social License to Operate(SOL)をもらってはじめて成り立つといえます。ESG、とくにそのS(Social)は、このSOLを得ることにあります。事実としての活動のみならず、それを公に報告し発信することが、信頼をえる、存続が許される、すなわち継続的にSOLを得るために大事な要件になります。
とくに、活動資金の多くの割合をドネーションに頼らざるを得ないNPOにとって、SOLを得て、make more moneyの基盤をつくることは重要です。ESGはビジネスのためにだけあるのではなく、非営利のためにあるとも言えます。
